SEO事例
メガネメーカー【オーマイグラス】様のECサイトとオウンドメディアのコンサル事例
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ECサイトの編今回は、オーマイグラス様が運営するメガネ・サングラス通販サイトとオウンドメディア「OMG PRESS」についての弊社コンサルティング事例をご紹介させていただきます。

お客様のご紹介

オーマイグラス株式会社
代表取締役 清川 忠康 様
設立/2011年7月
資本金/6億7,165万円
従業員数/47名(2016年3月)
事業内容/メガネ・サングラス通販サイト・販売店舗「Oh My Glasses TOKYO」の運営など
URL:http://www.ohmyglasses.co.jp/

コンサル依頼時の課題とは

当社はメガネのeコマースサイトを立ち上げた2012年から、自社オウンドメディア『OMG PRESS』を展開してきました。一時は、売上の20~30%を『OMG PRESS』経由で稼げるようになっていたので、コンテンツマーケティングへの注力はひと区切りをつけていましたが、2016年に入り競合サイトも潜在層の獲得に注力し始めるなど、検索経由でのシェアが低下していきました。また、メディア担当者が退職してからは、過去のノウハウやサイトの現状課題と今後の方針について把握できていない状況に陥っていたため、改めてそれらを明確にし、さらにはECサイトと『OMG PRESS』の連携や総合的な施策を行う必要があると感じていました。ウィルゲートさんであれば、ECサイトもオウンドメディアも総合的に改善し期待に応えてくれると思いましたので、依頼させていただきました。

担当コンサルタントのコンサルティング

今回、メガネのeコマースサイト(ECサイト)と『OMG PRESS』(オウンドメディア)、それぞれのサイトへのコンサルティングを担当させていただきました。6カ月間(2016年7月から12月)のコンサル期間と記事コンテンツ追加施策(2016年12月~)において、対象2サイトの「現状分析・調査」から「施策内容」と「施策結果」と順を追ってご紹介します。

ECサイト編

内部の課題と要因

まず、ECサイトとの現状課題を見させていただいたところ、次のような課題と要因がありました。
課題としては、ECサイトの商品に対応するランディングページが商品数よりも多く存在していました。つまり、価値のないページが重複しインデックスされてしまっている状態でした。そのため本来、検索エンジンで上位表示されるべき商品ページの順位が上がりきっていない状況が確認できました。
主な要因は、ECシステムの商品詳細ページを自動生成する機能に問題があり、商品詳細ページの多くが重複し、インデックスされている現状でした。

課題への施策

商品検索結果ページの重複を解消するため、インデックスページを制御する2つの施策を行いました。(201612月実施)

  1. URLパラメーター対応
    Search Consoleの「URLパラメーター」機能を用いて、対象パラメーターのインデックスを制御
  2. ページネーション対応
    複数ページに渡って存在する◯ページ目などの商品検索結果ページ(ページネーション)で商品が存在しないものの、インデックスされているページのインデックス削除化

施策結果

商品名に対応する不要ページのインデックス数がトータルで78.4減少し、上位表示させたいページの評価を改善することができました。

オウンドメディア編

コンテンツの現状分析

『OMG PRESS』はコンテンツマーケティングを自社で運用していたので、改善の余地はあまりないと思っていましたが、調査を進めたところ、潜在顧客へアプローチするための新規ページを作成し、かつ既存ページに対してもコンテンツを追加することで集客を伸ばせることが分かりました。

調査方法と施策内容

調査方法

  1. サイトターゲットユーザーを定義し、ユーザーの検索フローごとの検索ニーズを調査
  2. 潜在層検索キーワード(「眼鏡■選び方」など)を抽出し、順位状況の競合比較
  3. 10位圏外キーワードで月間検索回数が多いキーワードを中心に改修優先度高く改善する方針を決定

施策内容

  1. 既存ページの改修:
    対象キーワードで上位表示されている競合ページのコンテンツ要素を調査し、それらを満たすように既存ページを改修
  2. 新規ページの追加:
    潜在層を獲得できる検索キーワードに対応した新規ページを作成し掲載(143記事)(2016年12月~)

施策結果

上記2施策の結果、セッション数は206%、LP(ランディングページ)あたりのセッション数は130%、1LPあたりのセッション数は158%改善することができました。

ECサイトとオウンドメディアの総合改善結果

自然検索経由のアクセス数、CV数(試着&購入)の改善実績についてご紹介します。

1自然検索経由のアクセス数の増加

自然検索流入経路からのアクセス数(ブランドキーワードを除く)は、2015年11月と2016年11月を比較すると、140%増加しました。

2、CV数(試着&購入)の増加

具体的な数値は記載を控えますが、2016年12月時点の昨年対比で127%増となりました。

担当コンサルタントのコメント

今回、ご対応させていただいたオーマイグラス様は、以前よりインハウスSEO(社内での内製化)に注力されている会社様で、オウンドメディア「OMG PRESS」を挙げるように、専属のライターを雇用されたり、制作体制を構築されたりと、競合他社に先立ってWEBサイトへの積極的な取り組みを実施し、基礎的な内部施策の大半は既に出来あがっている状態でした。

その中でも、より良く高めるためのWEBサイト改善はご担当者様にとっても、自分自身にとってもチャレンジングなものだったと思います。
また、オーマイグラス様は、最近ではリアル店舗とWEBのO2O連携の強化により、ユーザー目線を取り入れた商品開発やブランディングなども積極的に進めています。そのため、WEBサイトにおいても、ネットだけに留まらず網羅的なビジネス視点を持った上でのサイト改善が求められるために、広範囲の調査・分析が必要でした。
もちろん、それらすべてを自分だけで把握しきることは難しく、内情を把握しているご担当者様との密な連携が図れたことが、今回の結果に繋がったのだと考えます。
プロモニスタ編集部
プロモニスタ編集部
プロモニスタでは、コンテンツマーケティングとコンテンツSEO、SEO対策を中心にwebマーケティング関連の最新情報やノウハウ、当社の事例を発信しています。
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