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サイトリニューアル時に注意したいSEO要件13項目【チェックリスト付き】
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「サイト内部を色々と改修したいし、この際リニューアルしよう。」
長年サイトを運営していると、このような場面に直面することもあると思います。

しかしサイトのリニューアルとなると、何度も経験する出来事ではないでしょう。
何から始めればいいのか、どんなことに気をつければいいのか、不安に感じるかもしれません。

そこで今回は、サイトをリニューアルする際にSEO観点で注意したい重要な項目をご紹介していきます。

 

前提:サイトをリニューアルする目的をしっかりと整理しよう

まずは、サイトリニューアルの構想を練っていく前に「何を改善したいか」という目的をしっかりと整理しましょう。

サイトのリニューアルとなると、かっこいいデザインや新機能の実装などに目が行きがちです。しかしながら継続的なサイト集客を考えれば、見た目や新機能と同じくらいSEOを踏まえたサイトにしていくことも重要となります。

以下のように、リニューアル内容に予めSEO改善の項目を組み込んでおくことで、SEOに優れたサイトへと変貌させる土壌を整えることに繋がるでしょう。

サイトリニューアルの目的を整理

 

リニューアル構想段階で気をつけるべきSEO項目

ここからは、実際にサイトリニューアルの構想を練っていくうえで気をつけるべきSEO項目についてご紹介していきます。

 

1.「ツリー型」のURL構造になっているか

SEOに適したURL構造とは、トップページから第一階層、第二階層と下位の階層に進むに連れて枝分かれした構造です。俗に「ツリー型」のサイト構造と呼ばれています。

この「ツリー型」の構造は、上位の階層になればなるほど、配下のページから内部リンクが集まりやすい構造となっており、必然的に検索エンジンのクローラーが回りやすいサイトになります。

ツリー型のサイト構造イメージ

 

2.1ページ1キーワードの配置になっているか

基本的にはそれぞれのページにおいて、1ページ1キーワードの流入の受け皿と考えて設計します。
予めどのページにどのようなキーワードでの検索流入を狙いたいかを想定しておくことで無駄なく集客できるようになります。

ただし、細かいキーワードそれぞれにページを作っていくと無駄にページ数が多くなってしまうこともあるので、キーワードの意味や検索意図が近いキーワードであればひとつのページに複数のキーワードを想定して作っても問題ありません。

1ページ1キーワードイメージ

 

3.内部リンクが網羅的に設置されているか

リニューアル後のサイト構造が「ツリー型」となっていれば、設置できる内部リンクの数にも幅が出てきます。

その中でも上位階層から下層ページへ遷移する「行き」のリンクだけでなく、下層ページから別の上位階層へいく「戻り」のリンクを用意しましょう。
「戻り」のリンクを用意することで、ユーザー、検索エンジンの双方に対して、回遊できるページ数を増やすことができます。

内部リンク図

 

4.近しいテーマのコンテンツが同じ階層にまとまっているか

検索エンジンはサイト内の各階層ごとでも評価する傾向にあります。
その際に、似通ったテーマのコンテンツを同じ階層にまとめておくことで、そのテーマについての関連性を強めることに繋がるでしょう。

近しいテーマは同一ディレクトリにまとめるイメージ

 

サイト制作段階で気をつけるべきSEO項目

次はサイト制作段階で気をつけるべきSEO項目です。

 

5.現在使用中のドメインを移管するか

サイトリニューアル時にドメインを移管するかは必ず確認しましょう。

使用中のドメインを継続して使用する場合はそこまで弊害は生じませんが、新しくドメインを取得した上で、ドメイン移管を行う場合は新旧の対応するページにおいて、適切に転送設定を行う必要があるでしょう。

ドメイン移管

 

6.各ページの主要なタグにキーワードが記述されているか

まずは各ページの主要なタグに、各ページ毎に集客していきたいキーワードを含めましょう。
ここで言う主要なタグとは、下記のタグを指しています。

  • titleタグ
  • meta-descriptionタグ
  • meta-keywordsタグ
  • h1タグ

SEO施策の定番中の定番となる部分ですが、サイトリニューアル時も必ず押さえておきましょう。

 

7.サイトのURLが正規化されているか

「URLのwwwあり/なし」や、「http/https」で同一のURLに転送されるかなど、URLが正規化されているかを確認しましょう。

特にリニューアルによってURLに変更が生じるサイトはもちろんのこと、今までは正規化されていたサイトだとしても、リニューアル後でも設定が変わってしまう可能性があるため、必ず確認することをおすすめします。

もしURLが正規化されていなかった場合は、そのままにしておくと重複ページとして検索エンジンに認識されてしまう可能性があるため、.htaccessファイルなどを利用し、サーバー側の設定を変更するようにしてください。

URLの正規化イメージ

 

8.パンくずリストが適切に配置されているか

閲覧しているページがサイト内のどの場所に位置しているかを示すパンくずリストが設置されているかを確認しましょう。

特にパンくずリストは、サイト内におけるナビゲーションの役割と、内部リンクとしての役割の両役を担う重要な項目となります。

パンくずリスト

 

9.ユーザー向けのサイトマップが用意されているか

サイトマップが用意されているかも大事な指標の一つです。
サイトマップページはサイトを構成するページを地図のようにまとめたページとなり、パンくずリストとは別の意味合いで、ユーザーへのナビゲーションページとなります。

ユーザー向けサイトマップ

 

10.XMLサイトマップ(sitemap.xml)が用意されているか

上記のユーザー向けのサイトマップページの他に、XMLファイルで構成されたサイトマップが用意されているかも合わせてチェックしましょう。

XMLサイトマップはサイト内のページをクローラーに知らせる役割を担うファイルのため、リニューアル時は大幅にページが変更となるため、XMLサイトマップを新しく用意する、または、以前のXMLサイトマップを更新する必要があります。

XMLサイトマップ

 

サイトの仕様別に気をつけるべきSEO項目

ここでは全てのサイトに共通している項目ではないものの、SEO項目として重要なものをピックアップしています。

 

11.ページネーションタグが適切に設置されているか

ページ送り(ページネーション)が使用されているページに限り、ページネーションタグが設置されているかをチェックしましょう。

ページネーションタグは、検索エンジンに対してタグが設置されている範囲を一括りとして認識させることができるため、ページ送りによってコンテンツがバラバラに認識され、重複コンテンツとして扱われてしまうことを防ぐ効果があります。
また、検索キーワードに関連したページを上位表示させやすくなります。

ページネーション

 

12.モバイル向けサイトとの連動ができているか

同一サイト内にモバイル向けサイトが存在していて、かつ別URLで表示される場合は、モバイル向けサイトと適切に連動する必要があります。

canonical属性とalternate属性を利用して、各ページを検索エンジンに認識してもらいます。

スマホページとの連動

 

13.ソーシャル対策がされているか

リニューアル後のサイトにおいて、コンテンツの拡散などにソーシャルメディアを利用したいと考えているならば、ソーシャル対策も必要となるでしょう。

初期段階で設定が可能なのは、OGPタグとソーシャルボタンの設置です。それぞれが適切に設置されていて、きちんと機能しているかを確認しましょう。

ソーシャルボタン
OGP設定例

 

チェックリスト

上記の内容をまとめたチェックリストです。
サイトリニューアルの時はもちろん、サイト内部のチェックにも使えます。

チェックリスト

 

まとめ:サイトのリニューアルの際には準備を入念に

サイトリニューアルのときには、同時に色々なことを考えなくてはなりません。
実施してから「ここも変えとけばよかった!」なんてことにならないよう、入念に準備しましょう。

SEO強化も同時に考えなければならないことのひとつです。
抜け漏れが無いように、チェックリストを活用していただければ幸いです。

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